活動報告

2022年11月9日第2回講師例会

2022年11月9日(水)18時より、からすま京都ホテルにて、京都経営塾第2回講師例会が開催されました。

第一部、勉強会の講師には、元京セラ社長の伊藤謙介様にご登壇をいただきました。
冒頭の約20分は、先日ご逝去されました塾長との晩年のエピソードなどにもふれていただき、他では聞くことのできないお二人の深い関係性ならではの内容に、聞いていて胸に込み上げるものがありました。

勉強会の内容は、終始、「心」が一番重要だとお話しをしていただきました。
そして、経営とは、全従業員の「物心」をどう満たすか、これに尽きる。
心を満たすことはとても難しいことであるが、何度も何度も繰り返し繰り返し、従業員と向き合って魂を注入していくことしかないとのご教示でした。

塾長は会議において、数字はもとより、どうしてこのような結果になったのか、その要因となったリーダーの「考え方」の部分に特に時間を割いてお話しをされたそうです。
一人一人、2時間、3時間と、分かるまで時間をかけてじっくりと話をされるので、中々会議は終わらなかったそうですが、でもそれが何よりも勉強になったと振り返ってくださいました。

当日、ご参加いただけなかった塾生の皆様に、私が書き留めた語録を一部書き出しておきます。

・心や考え方に着目した叱り方をする。
・経営者やリーダーは、能力よりも人間性、人格が重要である。
・いかに従業員を燃える集団に創り上げるか。
・握手してもらったらその手を洗いたくないと思われるほど尊敬されるリーダーになる。
・いい会社には悪い者は棲めない。
・リーダーは実務家であることはもとより、思想家でもあれ。

講演後の質疑応答では、塾生個別の悩みに対しても、自分ごとのように、とても思いの込もったご回答をいただきました。
鋭いご指摘やご助言の中にも、ところどころにユーモアを交え、和やかな雰囲気をお創りいただいていたことに伊藤様のお人柄も感じました。

塾生を代表致しまして、改めてご登壇いただきました伊藤様に心より感謝と御礼を申し上げます。
有り難うございました。

第二部の懇親会では各テーブルごとにソウルメイト同士、横の広がりやつながりの中で、また多くの気付きがありました。
京都経営塾では、塾長や、ご登壇いただく講師の方からの垂直の学びだけでなく、同じ「志」の下で学ぶソウルメイト間のつながりによる水平の学びがあります。
長時間となりましたが、京都経営塾生49名、他塾生、及びオブザーバーを含めて58名の方にご参加いただき、盛会裏に終えられましたことを、皆様に感謝申し上げます。

ご多用と存じますが、次回、11月24日の長村塾生による経営体験発表例会にも、ぜひご参加くださいます様、お願いいたします。
(作成者:吉川昇一)


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