2023年11月23日、京都府八幡市にある達磨堂圓福寺にて令和5年度第2回講師例会を開催致しました。「利他の心を探求する」というテーマで臨済宗妙心寺派 圓福寺僧堂 政道徳門老師にご講話いただき、その後、27名の塾生の方々と稲盛塾長のお墓参りをさせていただきました。
最初の開会挨拶では、吉川代表世話人から「塾長が傍で見守っていただけている気がします。」というお言葉があり、荘厳な雰囲気の中、例会を開催することができました。
・「人間として何が正しいかで判断する」について
・仏教への信仰を持ちながら、経営するということをどう考えればよいのか
・リーダーとしての心構え
・心を高めるための考え方、修行について
塾生からの質問に対し、政道徳門老師から、とても丁寧な口調で明確な答えをお教えいただきました。心を高めるとは、智慧を育てる、そしてそれは、鏡を磨く、ということであり、坐禅や写経を行いながら、自分の心の状態に気づき、同時に相手と1つになることだ、というご老師のお言葉が身に沁みるとともに、多くの悩みを抱える経営者は、過去と未来を強く結びつきすぎており、バランスが悪いというご指摘を受け、「今を見つめる」ことの大切さを改めて学ばせていただきました。
ご老師による講話の後は、お茶とお菓子をご用意いただき、暫し歓談を行いました後、稲盛塾長へのお墓参りを行いました。稲盛塾長の墓前にて、手を合わせ、感謝の気持ちと今後の決意をお伝えできる良い機会となりました。
ご老師をはじめ、雲水の方々から多大なご配慮を賜り、大変素晴らしい講師例会を開催することができました。
例会後は、場所を移動し、23名の塾生とコンパを行いました。
例会を感想をお聞きしますと、塾生の皆様から「とても良かった!」「来年も是非やって欲しい!」というお声を多数頂戴し、来年以降も継続的にこのような機会を設けていければと感じた次第です。
ご参会いただいた皆様方、ご遠方までご足労いただき、ありがとうございました。
最後に、今年度の勉強会も残すところあと僅かとなりましたが、稲盛経営哲学を軸に、自身の学び・哲学がどんどん深めるために、皆様とともに継続して学び続けていきたいと思います。11月・12月の例会にも是非皆様ご参加いただけますよう、よろしくお願い致します。(作成者:長村善和)