2024年11月23日、京都府八幡市にある達磨堂圓福寺にて令和6年度第2回講師例会を開催致しました。当日は16名の塾生の方にご参加いただき、臨済宗妙心寺派 圓福寺僧堂 政道徳門老師から直々に呼吸のトレーニング方法や塾生の質問にまつわるご講話を頂き、最後に稲盛塾長のお墓参りをさせていただきました。
政道徳門老師からは、呼吸のトレーニングを通して「今、ここに集中すること」、そして智慧を育てるために「心の鏡を磨くこと」についてお話をいただきました。「皆さんは忙しすぎて、心が常に過去や未来にあり、今ここに集中できていない。また、心があるがままの状態を映せていない。そんな皆さんだからこそ、心を静めて今ここに集中する時間、あるがまま受けいれるための時間が必要です」とお話をされていました。
ご講話では塾生からの事前の質問について、宋代の禅僧・五祖法演が説いた「リーダーの心構えを説いた四つの戒め」のお話や慈雲尊者のことば「謹慎篤実」などをもとにお話しをいただきました。
また、ご老師の体験談をもとに人材育成についてもお話をいただき、「指導する前に先ず信頼関係を築くこと」が何よりも大事なことであり、その次に人が育つ仕組みや環境に気を配ること。そのうえで指導にあたることが良いというお話もいただきました。
ご老師による講話の後は、お茶をご用意いただき、稲盛塾長の想い出話を聞きながら暫し歓談を行いました後、稲盛塾長へのお墓参りを行いました。稲盛塾長の墓前にて手を合わせ、感謝の気持ちと今後の決意をお伝えできる良い機会となりました。
ご老師をはじめ、雲水の方々から多大なご配慮を賜り、普段体験できないような特別な講師例会を開催することができました。
例会後は、場所を移動し、11名の塾生とコンパを行いました。例会の感想として「ご老師のお話がとても良かった!」「塾長のお墓参りをすることで反省と新たな決意ができる」というお声を頂戴し、来年以降も継続的にこのような機会を設けていければと感じた次第です。
ご参会いただいた皆様、お休みのなか遠方までご足労いただき誠にありがとうございました。
最後に、今年度の勉強会も12月度の二部構成の講師例会のみとなりました。稲盛塾長から直々に教えを受けた講師の方々から、稲盛哲学について学べる素晴らしい機会となります。年末のお忙しい時期かと思いますが、多くの皆様と共に学べることを楽しみにしております。
12月の例会にも是非ご参加いただけますよう、よろしくお願い致します。