令和7年度3月分科会「京セラ・JAL合同フィロソフィ勉強会」開催報告
社外の実践から学ぶ、フィロソフィ勉強会

2025年3月24日(月)、松井別館・花かんざしにて「京セラ・JAL合同フィロソフィ勉強会」を開催しました。本勉強会は令和7年度3月の分科会として実施され、塾生41名、オブザーバー参加17名に加え、京セラ関係者6名(うち塾生1名)、JAL社員4名(うち塾生1名)の皆さまをお迎えし、総勢66名での学びの場となりました。
第1部:京セラの取り組みと「誰にも負けない努力」

最初のセッションでは、京セラ社員であり塾生でもある堀切さんより、社内で実施されているフィロソフィ勉強会についてご紹介いただきました。
「フィロソフィを深く理解するために、自らの心を見つめ直し、思考を重ねることがいかに大切か」という視点や、「真剣な意識の再現性」といったキーワードが印象的でした。
続くグループディスカッションでは、「誰にも負けない努力」というテーマのもと、参加者それぞれが自身の経験や思いを語り合い、理解を深めました。
第2部:JALの取り組みと「最高のバトンタッチ」

後半は、JAL京都支店長で塾生でもある安部さんより、JAL社内におけるフィロソフィ勉強会の運営方法をご紹介いただきました。
新入社員やリーダー層ごとに構成された階層別の研修や、現場での実践を交えた取り組みが紹介され、特に「最高のバトンタッチ」というJAL独自の価値観を取り上げたお話は参加者の関心を集めました。
このテーマをもとに行われたグループディスカッションでは、企業文化の違いを超えて、共通する「心を高める」努力が垣間見えました。
フィロソフィを自社に活かすヒントを得た時間

今回の勉強会では、京セラ・JAL両社の実践例を通じて、フィロソフィの持つ力をあらためて体感する機会となりました。
「自社ではまだ実施していないが、導入のヒントを得られた」との声もあり、参加者それぞれにとって気づきの多い時間となったようです。

京都経営塾では、講演形式による学びだけでなく、「対話」と「議論」を通じて自らの経営を見つめ直すアウトプット型の勉強会も大切にしています。今後も「心を高め、経営を伸ばす」ことを目的に、さまざまな学びの場を設けてまいります。
次回のご参加も心よりお待ちしております。
(文責:長村善和)