令和7年12月例会(講師例会)開催報告

■講師例会として特別開催
2025年12月19日(木)、京都市内にて「令和7年12月度例会(講師例会)」を開催しました。
今年最後の例会となった今回は、盛和塾の後継塾のひとつ「盛心塾 尾張」より、代表世話人を務められている野口英司さん(株式会社山三商会)を講師にお迎えしました。

長年、稲盛哲学の実践に取り組まれてきた野口さんの経営体験は、壮絶な事業再建の道のりをありのままに語るもので、塾生だけでなく入塾を検討中のオブザーバー参加者からも大きな関心が寄せられました。
■20年分の決算書を全員に配布
まず驚かされたのは、配布資料の中身です。なんと、過去20年分の決算書が参加者全員に配られました。
「数字を見ながらでないと、伝わらないから」とのことで、実際に数字の推移を追いながら聞くことで、破綻寸前だった企業がどう再建されてきたのか、そのリアルな変遷がとてもわかりやすく伝わってきました。
再建・再構築・承継という3つのテーマを軸に、実際に「何をどう行動してきたのか」が具体的に語られ、どの場面でも「人として何が正しいか」を判断軸にされたというお話が心に残りました。
■「愚直に真面目にやる」ことの力
今回の発表を通じてもっとも印象的だったのは、「結局、愚直に、真面目に、やるしかない」という言葉です。華やかな戦略やテクニックではなく、誰よりも現場で汗をかき、苦労を重ねながら歩み続ける姿勢。売上のために手放せなかった主力商品を捨て、工程や設備を一から見直してでも「良い会社」に変えていく決意に、多くの参加者が心を動かされました。
また、社員一人ひとりとの対話を重ねながら経営理念を根付かせてきたお話には、時間と手間を惜しまない“人づくり”の姿勢がにじみ出ており、まさに塾長の教えを体現する実践でした。
■質疑応答にも真摯に対応

後半の質疑応答では、経営判断の背景や商品開発の課題、組織づくりに関する具体的な質問が相次ぎました。
答えにくい内容も含まれていましたが、野口さんは一つひとつ丁寧に、真摯に答えてくださり、その姿勢にも深く学ばされました。
参加者とのやり取りを通じて、講師の誠実な人柄と、日々の実践に裏打ちされた言葉の重みがより鮮明に伝わってきました。
■この一年の締めくくりとして
今回の例会は、今年度最後の講師例会であり、例会後には望年会も開催されました。
今年一年、多くの学びと気づきがありましたが、その集大成ともいえるような一夜だったと思います。
また、今回は入塾を検討されている方のオブザーバー参加も多数あり、京都経営塾への関心の高さが感じられた例会でもありました。
「まずは話を聞いてみたい」「経営の学びを始めたい」という方にとっても、実践に根ざした学びの場がここにはあると実感していただけたのではないかと思います。
■次回のご案内とご挨拶
次回の例会は、令和8年2月16日(金)開催の総会となります。
運営も新体制となり、新たな一年がスタートします。
塾生の皆さんも、ぜひ継続的にご参加いただき、共に学び、共に成長する場にしていきましょう。
これから塾への参加を検討されている皆さまも、まずはお気軽に例会にお越しください。
実際の塾生との対話や発表を通じて、経営者としての学びを深められる機会になるはずです。
本年も誠にありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。
文責:曽和裕次