京都経営塾 – 経営の王道を共に学ぶ

新着情報

更新:2026年07月06日

 令和8年度第1回講師例会 開催報告

今年度最初の講師例会

2026年6月24日(水)18時から、ホテルモントレ京都2階エスカーレにて、講師をお招きして学ぶ講師例会が開催されました。今回は立命館大学MOT大学院・青山教授をお招きして、「なぜ今、稲盛経営か?VUCAの時代に輝く不変の経営哲学」というお題でお話しいただきました。

稲盛経営への疑問

時代・環境の違いや価値観の多様化、経営手法の陳腐化、再現性の問題、競争と倫理のトレードオフの度合いが難しいことから、現代社会において稲盛経営を実践しても、はたして上手くいくのか?という疑問が出ているのも事実です。青山教授にはその疑問を踏まえた上でのお話をしていただきました。

VUCAの時代、逆境にある事業環境

VUCAとは、V ボラティリティー:企業とそれを取り巻く産業や社会の変化が速くまたその幅も大きくなる。U 不確実性:将来を予測できる範囲が狭まり、統計的にも予測ができない。C 複雑さ:考慮しなければならない要因の数、その種類、およびそれらの間の関係が増える。A 曖昧さ:情報が不完全であったり、矛盾していたり、不正確であったりして、対象の明快な解釈ができない。こういった現代の社会状況を指しており、企業とそれを取り巻く産業や社会の分析・解釈・予測が難しくなり、合理的な意思決定が困難になっています。

「全員参加経営」と「物事の本質を捉える」ことが大切

VUCAの時代においては、全員が変化を感じ、迅速かつ確実に組織で共有する。全員が情報・状況を共有し迅速かつ臨機応変に対応する。全員が協力して問題に対処する。全員が多様な観点から議論して、状況を判断する。というように全員参加の経営で対応しなければなりません。不確実で複雑な世の中であればあるほど、表面的なことに囚われず、物事の本質をとらえ、原理原則に基づいた判断軸をしっかりと持つことが大切と改めて実感しました。稲盛経営は人間の本質である「心」や、物事の原理原則にフォーカスした経営であるからこそ、どんな時代にも通用する普遍の経営手法であると言えます。これからもしっかりと学んでいきたいと思いました。

京都経営塾では「心を高める、経営を伸ばす」という稲盛経営哲学をベースに学びを深めています。ぜひ一度オブザーバーでご参加下さい。次回は7月10日~11日に宿泊例会といたしまして、エクシブ京都八瀬離宮にて2日間にわたり経営体験発表例会を開催いたします。稲盛経営を学ぶ塾生が実際に実践し、経験した挫折や成功体験について、赤裸々に発表していだきます。また、塾歴の浅い方にも先輩塾生に悩み相談を通じてアドバイスがいただける時間も用意しておりますので、どなたにとっても学びの多い勉強会となるはずです。奮ってご参加くださいませ。


(文責:中山博雄​​​​​​​​​​​​​​​​)