2020年12月10日18時より、「稲盛デジタル図書館勉強会」を開催いたしました。
師走の多忙の中、オブザーバーを含め29名の塾生に参加いただき、気付きと学びの時間を共有することができました。
視聴タイトルは、平和堂さん創業50周年式典(2007年)に於いての講話で、こちらは機関誌未掲載の内容でしたので大変貴重な機会となりました。
前半、稲盛塾長は唐の太宗の言行録である「貞観政要」を引用しながら、企業の寿命というものは、手入れをして摂生に努めていけば延ばすことができるとお話しされています。
功なりて 徳衰えざるは無し 始めを善くするものは多く 終わりを善くするものは少ない 取るは易し 守るは難し
この「徳」こそが、哲学・フィロソフィであり、リーダーは常に謙虚で驕らず、さらに努力をしてください。
また、現在は過去の努力の結果であって未来を約束するものではありません、明日は今日からの努力次第なのです。(稲盛塾長)
そして、後半は「長たる者の資質」についてわかりやすくお話してくださいました。
・長たる者の8つの資質
・リーダーが果たすべき10の役割
色んな聴き方があらうと思いますが、私の場合は一つ一つを自分自身に当てはめてみますと、だんだん耳が痛く、胸が苦しくなり、反省に終始してしまいました。
原稿ではない塾長ご自身の思いのこもった言葉は本当に心に響くものです。
多くの気付きや学びはもちろんですが、最後に胸がじわっと暖かくなるような、熱意、そして優しさと思いやりに満ちた講話でした。
視聴後のディスカッションは各グループとも大変盛り上がり、参加された塾生の皆さんにとってとても有意義な時間となったようです。
有り難うございました。
最後に、
勉強会冒頭の森代表世話人からの挨拶を文字に起こしておきます。
今日は京都経営塾の今年最後の学びの場でしたので、ぜひ会場で開催したいという思いでしたが、現下のコロナ第3波の状況を鑑みますと、塾生の皆さんの安全と安心を確保するため、止む無くオンラインでの開催へと変更の判断をさせていただきました。これにより、参加することができなくなった塾生もおられると思いますが、今年の経験は必ず来期に活かし、リアル、オンライン、また、リアル+オンラインの共催など、より多くの塾生の皆さんの状況に即し、参加いただける学びの環境を、世話人一同で作ってまいりたいと思います。