2022年6月27日、日本航空株式会社 特別理事 藤田直志氏にご登壇いただき講師例会を開催いたしました。本来は昨年度に開催する予定でしたが、新型コロナウイルスのため延期となっていましたが、ようやく開催することが出来ました。からすま京都ホテルには50名近い塾生にご参加いただきました。
藤田様には、「京都経営塾の皆様へ フィロソフィの浸透とアメーバの実践」と題しご講演を賜りました。冒頭に当時、稲盛塾長がJALにフィロソフィ・アメーバを浸透させるために、1週間のうち3日間という約束だったのが、月曜日から金曜日まで朝早くから夜遅くまで心血を注いで貰っていましたと、感慨深くお話しくださいました。
講演の骨子は、JALに欠けていたものは、企業哲学が存在しない、経営数値がガラス張りになっていないことを先ずは認識し、フィロソフィの策定(社員の幸福・最高のサービス・社会貢献)企業理念(JALグループは、全社員の物心両面の幸福を追求し、1.お客様に最高のサービスを提供します。1.企業価値を高め、社会の進歩発展に貢献します。)から始まり、フィロソフィの実践とアメーバ組織の組み立てに対して、どのようにしたのかわかりやすく、破綻前・破綻後の再生を図で説明していただきました。さらには、その実践例を東日本大震災・787のバッテリートラブルなど例にとって乗り越えてきたかの体験を話されました。
講演は終始、フィロソフィの浸透とアメーバの実践について示していただきました。
コロナの渦中においても、不況に対する5の施策を取られ、立ち直りを絶えず試みられています。
講演後のコンパでの藤田氏は一テ-ブルごとに回られコンパの席でのリーダーの在り方を習わせていただいたのも何よりもの収穫でした。人格者で心を磨き続けておられると感じました。
「一人一人がJAL」として、個人においても組織においても心を高め続けることの重要性をご教授していただけたのが幸いでした。企業の繁栄において、成功し続ける経営者(リーダー)・組織の資質とは何かを学ばせていただき感謝でした。今後もより一層素晴らしい例会にするよう努力いたしますので、ぜひ多くの塾生の方々にご参加いただけますと幸いです。(作成者:井上晃)