活動報告

2023年4月24日第1回経営体験発表例会

2023年4月24日京都経済センターにて、株式会社オンリーの中村直樹塾生にご登壇いただき、令和5年度第1回経営体験発表例会を開催致しました。当日はオブザーバー参加2名を含め、約50名もの塾生の方にご参加いただきました。

中村塾生は、2000年11月に株式会社オンリー入社後、経理や総務、人事業務を担われ、執行社員・取締役・常務と経て、創業家系ではない社員の立場から、2019年に社長に就任されました。発表内では、株式会社オンリーの「お見送り」所作に感銘を受け入社を決意されたことや、会社の株を借金して購入したが、コロナ禍で株価が一気に半分になってしまい、大損したことを包み隠さず笑顔でお話されるなど、中村塾生の人間味溢れる場面が多くありました。
また財務諸表について、塾長がおっしゃる「中小企業は高収益でなければいけない」を具現化したようなものになっており、数十年にかけて、高収益企業になるための努力や考え方を愚直に実行されてきたことが窺えました。

発表後の質疑応答では、コロナ禍による減収減益は単年で済み、翌年には経常利益10%以上に回復している事について、どのような行動を示すことで達成されたのか、また、自己資本比率80%以上を達成できている理由など、一つ一つの質問に対し、真摯にお答えになる中村塾生の勤勉さが印象的でした。

このような美しい決算書を目標に、我々中小企業の経営者は「売上最大、経費最小」を徹底し、信念をもって、自社の経営に邁進すべきだと改めて感じた発表でした。

例会後の懇親会では、40名以上の方にご参加いただきました。
中村塾生には各テーブルに回っていただき、例会内で時間の都合上、お話できなかった事、また更に深堀りしてお聞きしたい事について、議論を交わすことができ、有意義な時間を過ごすことができました。

京都経営塾では、今年度、経営体験発表を1回、対話型経営体験発表を2回予定しております。稲盛経営哲学を軸に、塾生の魂こもった発表を目の当たりにすることで、自身の学び・経営哲学がどんどん深まっていきます。次回以降の例会、勉強会にも是非皆様ご参加いただけますよう、よろしくお願い致します。
(作成者:長村善和)


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