活動報告

2020年11月16日第3回講師例会

2020年11月16日、講師例会を開催いたしました。
コロナウイルスへの懸念が再燃する状況での開催となりましたが、検温や、マスク着用、ソーシャルディスタンスの確保などの対策を行い、58名の塾生にお集まりいただきました。
講師には、株式会社宮田運輸の宮田博文氏にご登壇いただき「利他の心が響き合う会社・社会へ」と題しご講演を賜りました。
宮田様は、トラックに憧れ18歳で祖父が創業された同社に入社されました。
「一心不乱に、笑顔で二つ返事、仕事は2度断るな」という先代の教えと、使命感を持って取り組まれた様子から、仕事への熱意が伝わってまいりました。
社長就任当初、従業員に対する管理を強め、数字を上げようとしたことが引き金となり、死亡事故が発生。「トラックが世の中から無くなればいいのか」と自責する中で、方針転換を図ってこられました。
事故防止の「子どもミュージアムプロジェクト」は、子供が描いた絵をトラックにラッピングする取り組みで、現在150社以上に広がっているそうです。
乗る人の心が変わり、見る人の心が変わり、自分達が走っているだけで、世の中の人が穏やかになるという実感により真善美が湧き上がってくる。
という言葉には、それぞれの塾生が自社にも活かしたいと思う学びが込められていたと思います。
「気を付けていけよ、ではなく、無事に帰ってきてな」と思う心が大切、そうお話になる様子からはとてもやさしい人柄を感じるとともに、実際に経験・実践してこられた経営哲学は語りつくせないほど深いものでした。
宮田様には大変ご多用の中、我々京都経営塾の為に、ご講演を賜り誠にありがとうございました。
さいごに、コロナの不安が去らない中、ご参加いただきました塾生の方々にも、感謝を申し上げます。
今後も、勉強会の実施方法と適切な対策を検討してまいりますので、ご参加のほどよろしくお願いいたします。

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